ベトナム 世界遺産と戦争と出会った旅


世界数カ国を回って帰国した知り合いに「どこが一番よかった?」とたずねたら「ベトナム」という答えが返ってきた。今回「ベトナムに行きませんか」と誘われたとき私はすぐにOKした。あのアメリカを相手に戦って勝利した国ベトナム。
旅は道連れで気心が知れている旅慣れしている友人の誘いだ。安心して参加させていただいた。過去にご一緒したことがある方、初めてお会いした方との10名のグループ。今回も世界遺産にたっぷり浸ってきました。

3月18日(土)

07:00 羽田集合
07:45 JL113にて関西空港へ
09:00 関西空港着
12:00 VN9411にてホーチミンへ
16:05 ホーチミン着

むし暑い。汗がじっとり。ガイドは信州大学の学生のホンさん。

ベトナム料理の夕食。日本人の口にはあう、といわれていたが本当においしい。この日もこの後もそうだが鍋がよくでた。寄せなべの様に海鮮類と野菜を入れ、最後におじやにしたりする。デザートに切った形がかまぼこのようなフルーツがでた。白にごまのようなつぶつぶ。まわりが赤い。これはドラゴン・フルーツ、ベトナム語でタイロンという。においは特にないし強烈な味でもない
私は中国以外の海外旅行ではだいたいやせて帰国するが今回はぜんぜんやせなかった。さらに毎日快腸であった。

サイゴンプリンスホテル泊。このホテルではNHKの海外向け衛星放送が受信できる。3/18と3/22の2泊したがオン・タイムで19時のニュース(をベトナム時間17:00に放映)やドラマ、クイズなどを見ることが出来た。

チェックイン後みんなで散歩。バイクがめちゃめちゃ多い。特に目的があるのではなくこのあたりをぐるぐる回っているだけだそうだ。若いカップルや赤ちゃんをだっこしたお母さんやお父さんもいる。バイクがたくさん並んでいる店先でお札を数えているおじさんがいた。そこから次々バイクに乗っていく人がいるところを見ると、どうやらレンタルバイク屋さんらしい。とはいえ免許を持たずに運転している人も多いとか。注意注意。

さあ、通訳の始まりです

3月19日(日)
05:10 ホテル発 06:30 VN320にてダナンへ
07:40 ダナン着

ガイドはハイさん。到着後、ダナン市内観光
チャム彫刻博物館:石碑などを見学

五行山:100段以上の階段を昇る。仏教徒が多いベトナムでは仏教遺跡が多い。アメリカ軍の爆撃で穴が空いた洞くつなどを見学。ココナツを飲む。

ホイアン:世界文化遺産。シクロ(自転車タクシー)で回る。かつて日本人町があったあたりはちょうど木曾の奈良井や馬篭の宿のよう。黒い屋根瓦。古い家並みから見る通りの景色はなぜかなつかしい。その下を三角のすげ傘(帽子)にアオザイ姿の人が天秤棒で荷物を運んでいる姿は何百年続いているのか...。ところで町中に「E-Mail」の看板がやたらにある。「日本語できます」という店にはいって画面中の「日本語」という文字をクリックしたらエラーメッセージがでて使えない。1分間300ドン(約3円)という超格安なのに残念。古い年代物の建物にコンピュータが並んでいて、体格のいい西洋人がキーボードをたたいているのは不思議な感じだ。

夕食は中華料理。ロイヤルホテル泊。

3月20日(月)
アンコールワット?でもそばに爆弾のあとが... 朝食後、時間があったので町のフランスパン屋さんまで行ってみる。往復徒歩30分位。途中4-5人に声をかけられる。バイクでついてくる。ガイドをしてくれる、というのだ。ホイアンはどうか、ミーソンはとしつこい。「Japanese? Korean?」と声をかけてくるところを見ると私は韓国人にも見えるらしい。やきたてのフランスパン1本約8円。安いしおいしかった。この散歩だけで全身汗みずくだ。

ミーソンのチャンパ遺跡観光:世界文化遺産。ガイドのハイさんは関係ないというが素人目にはアンコールワットによく似ている。もっともアメリカ軍の爆撃でかなり破壊され、これからユネスコによって修復される予定だそうだ。
レストラン「ハナキムディン」で昼食。船の形をした日本とベトナムの共同経営のレストラン。女性店員のアオザイの後ろ姿にみんな目がくぎづけに。ちなみにアオザイは世界で一番色っぽい民族衣装、との話もある。チャイナドレスと違って下にはズボンをはいている。ベトナム女性はみんなとてもスタイルがいい。店員、空港職員、学校の制服、そして労働着にと女性はアオザイを日常着としてもよく着ている。旅行中スカートをはいた女性は子供を一人見ただけである。男性は民族衣装をほとんど着ていない。

昼食後バスにてフエへ。
途中ハイヴァン峠、ランコー村にて休憩。ガイドブックによるとランコー村の砂は白くて「鳴き砂」とのこと。本当にさらさらと粒子が細かく歩くたびに靴の下で砂がキュキュとしまるのを感じる。

レストラン「クラブガーデン」で夕食。店員さんとベトナム語の発音で盛り上がる。

センチュリーリバーサイドフエ泊。眺めもよくきれいなホテル。入浴後洗濯。思ったよりずっ〜と暑いので毎日全とっかえしないではいられない。下着類とホワイトボード消しに使っている手袋を洗う。
レストランにて

3月21日(火)
世界文化遺産のフエ観光 フォン川クルーズ

ティエンムー寺:手話通訳中「???」と思ったのは「修行僧は髪の毛を3箇所残してそっているが3年修行を積む毎に1つづつそっていく」という話し。その後、子供の僧を見かけたが確かに頭に3箇所、毛が残っていた。日本でもやっているのかしら。見たことないけど。ここの住職がかつてアメリカ軍に抗議して焼身自殺した時に使用した車を見る。

グエン王宮:広い。ベトナム王朝のことを旅行前にはまったく知らなかったが、中国の故宮を模した立派な宮殿。皇帝の座った辺りにしゃがんでみると、涼しい風がよく通っていた。
ただいま、通訳中!
カイデン帝廟:12代皇帝のお墓。中国や日本で集めたちゃわんで作った文字や絵がみもの。

レストラン「アンフー」で昼食。急いで空港に行くが1時間遅れるとのこと。

15:30 1時間遅れでフエ離陸
16:40 ホーチミン着

アオザイ専門店へ。女性は大勢注文。明日までには作ってくれるという。目の前で作っていくのを見て、メンバーの一人がパッチワーク用に裁ち落としを欲しい、とお願いしたところ奥から大きな袋で抱えてきてくれた。ごそごそとよさそうなのをもらってくる。

レストラン「ソングー」で夕食。ベトナムの海鮮料理。

サイゴンプリンスホテル泊。ホテルチェックイン後、団長とガイドのホンさんとアオザイのお店に行き、3件目でやっと希望の色をみつけた。

交流会後に部屋へ入る。空調の音がうるさく身体にひびく。眠れないよぉ〜。

3月22日(水)
ホーチミン観光。
クチのトンネル観光:途中生春巻き用のライスペーパーを作っているところを見学。皮の模様が竹の網だということを発見。鶏とはだしの子供達が庭を駆け回っているどこかなつかしい光景。
クチのトンネルはベトナム人の体格に合わせて作ってあるのでアメリカ人は入れなかった、というが私もお尻がひっかかりそうなくらい小さい入口。観光客用の広い入口から中に潜ってみたがアリになった気分。ものすごく蒸し暑い。外に出るとホッとする。こういう穴の中でアメリカ軍と戦ったのだからすごい。

昼食はレストラン「ブルージンジャー」でベトナムのうどんフォーを食べる。フォーはこれまでにもあちこちで出たが日本のうどんとは違い細い。鳥のだし味に生野菜を入れて食べる。揚げ春巻きなども生野菜をまいて食べる。この葉っぱは何?というようなものがたくさん出た。香菜らしいものが多い。
ダイエットしないと、入れない...(^^;
中は、とてもゴージャス! 統一会堂(旧大統領官邸、現迎賓館)

永厳寺:日本から贈った大きな鐘

サイゴン大教会:ステンドガラスがきれいなカソリックの教会。

戦争証跡博物館:初めの観光予定には入っていなかったがメンバーの要望で急遽追加。過去に新聞などでみたことがある写真などもあったが、こうまとめて見るとなんというか...悲惨さ(そんな言葉では簡単に言い表せないけど)が迫ってくる。ガイドブックによるとベトナム各都市に同じような博物館がある。韓国、中国も同様に各都市に必ずある。目をそむけてはいけないけど辛い展示品の数々だ。ここを「追加して」といったメンバーたちの真実を見つめる目に感動。

スーパーマーケット:市民が行く私たちもおなじみの普通の大型スーパー。ガイドおすすめのニュクマム(魚醤)やライスペーパーなどをみんなで買い占め。

ホテルにて休憩。今日1日の汗を流す。とにかく身体中汗だくでべたべた。毎日夕方になると自分の身体から汗臭いにおいがするほどだ。

レストランでフランス料理。

食後空港へ。添乗員の交渉でVN→JLにチェンジができる。
23:50 ホーチミン離陸

3月23日(木)

06:30 関西空港着
07:45 JL110にて羽田空港へ
08:50 羽田着

機内ではひたすら寝る。頭がじんじん。再会を期して解散。本当にお世話さまでした。


おまけ (^-^;
*ベトナムのお土産は...

やはりなんといってもアオザイ:一晩で作ってくれる。素材はシルク、木綿、麻など。布もいろいろ。プリント地、刺繍のあるもの、無地など種類もお店も多い。若い女性は薄い布、そうでない人は厚い布なんだそうです。ズボンの長さはハイヒールをはいてちょうどいいくらい長くするのでますますスマートに。
刺繍製品:テーブルクロス、コースターなど。あちこちでししゅうをする女性を見かける。安いし手刺繍なのあたたかみがある。農村風景のかわいいTシャツもなかなかいい。
食品:ライスペーパーとヌックマム(魚醤)。どちらも日本でも買えるが種類も多いしだんぜん安い。ちなみにベトナム人家庭ではヌックマムはどこも自宅で作るのがふつうで「手前ヌックマム」なんだそうです。
絵画:ベトナムの風景を扱った物が多い。墨絵風のもの、南画風のものいろいろ。値段もさまざまだが5$くらいから。

*お金のことですが...
ベトナムの通貨は「ドン」。1万ドンは約80円。計算方法は0を2つとって×0.8。でも実際には町のどこでもUS$が使用できるのです。パン屋さんだって市場だってスーパーだって。(想像してください。日本で何かを買ったときUS$で払うことなんか出来ませんよね)

アオザイ。どう、にあうでしょ


2000.03.26 Ohoshi Yuko(tlib@ba2.so-net.ne.jp)
Photo by Tadayuki Kabeta
Photo from パンフレット(統一会堂&クチ)



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